砂糖の影響 なぜマクロビオティックでは砂糖を使わないのか?
- orange0909
- 2016年4月6日
- 読了時間: 2分
マクロビオティックのスイーツというと、どんなものを想像しますか?
マクロビオティックが、ヴェジタリアンやヴィーガンのお料理と違っている部分をあげるとすれば、その一つが「料理にお砂糖を使わない(使ったとしても、米飴やブラウンシュガーなどを少量)」という点かもしれません。
素材そのものの甘味や、自然の食材のやさしい甘さに舌が慣れてくると、砂糖(特に白砂糖)の甘さが、強い刺激物のように感じられてきます。
実際、白砂糖のように精製されたものは、薬品に近いようなもので、体への負荷、そしてメンタルへの影響が大きいのです。
砂糖は体に入ってくると、血糖値を急激に上昇させ、その反動で、すい臓から多量のインスリンが分泌され、今度は急に血糖値を下げてしまう、という、ジェットコースターのような急降下が体の中で起こっている状態をつくります。
疲れた時は甘い物!と、つい甘いお砂糖たっぷりのおやつに手を出してしまいますが、一瞬血糖値が上がって気分も上がった、と思ったそのすぐ後、一気に疲れや、気持ちの落ち込みなどを感じてしまう人はいませんか?
こんな風に血糖値が急降下している人は、気分の上がり下がりも大きく、キレやすい、落ち込みやすい、といった、メンタルの問題を抱えている場合も多いのです。
なにより、砂糖には薬物依存と同じような、依存症となる臨床根拠も出されています。
もし、甘いものがないと気分が落ち着かない、お腹がすくと、手足が震えたり、倒れそうになる、感情の起伏をコントロールできない、などの症状がある人、 甘い、白砂糖たっぷりのお菓子を減らし、自然の甘味のおやつに変えていくと、こういった症状が軽減され、本来の食べ物の美味しさを、再発見できるかもしれません。
マクロビオティックのスイーツは、素材そのものの味と、体にも心にもやさしい、自然の甘さを感じさせてくれます。
最初は少し物足りない、と感じる人もいるかもしれませんが、時間をかけて、自分の体が本当に必要としている甘さに気づくと、その時、自分の心や体の状態が、前とは違っていることに驚くかもしれません。